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興味深いことに、かつてジェントルマンは自らの手で髭を剃ることはありませんでした。というのも当時のジェントルマンには髭を剃ってくれる執事や専用のスタッフが存在したのです。しかしそうではない多くの男性は、週1、2度は地元の床屋を訪ね、髭をあたることが日常でした。
今日では髭剃りは多くの男性にとって毎朝の儀式となり、それに加え月の一度程度は馴染みの理髪店を訪れ、本格的なシェービングを受けることが普通でした。しかし最近では男性も美容院に通うケースが増え、熟練の理髪士による質の高いシェービングの素晴らしさを知る人は、実のところそう多くないのが現状です。

残念なことに、多くの男性にとってのシェービングは、手っ取り早く終わらせたい面倒な作業に甘んじてしまっているのです。シェービングは単に髭を剃るだけでなく、周囲に与える印象を左右する身だしなみの要であり、同時にリラックスタイムであることを見逃してはなりません。
シェービングブラシを用いた昔ながらのシェービングは、肌をマッサージし、古くなった角質を除去し、新陳代謝を高める効果があります。正しいトラディショナル・ウェット・シェービングを実践すれば、髭を確実に剃りながらも肌を理想的な状態に保つことができます。ルックスもフィーリングも最高の状態を求めるのであれば、伝統的なウェット・シェービングで丁寧に髭を剃り、一日のスタートを切るくらいの余裕は持ちたいものです。

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  1. tit_lesson_1 シェービングの前に

    パーフェクトなシェービングを行なうポイントは準備にあります。成功の秘訣は肌と髭を十分にあたため、たっぷりと水分を含ませること。洗顔は髭剃りの前に行なってください。できればシェービングは熱いシャワーや入浴の後に行なうのが理想です。それでなければ、温かく湿らせたハンドタオルかホットタオルを顔に乗せ、髭と肌にじっくりとあたため、水分を行きわたらせてください。(固く絞った濡れタオルを電子レンジで60秒程度温めれば、簡単にホットタオルが作れます。)

    肌が温まると皮膚と筋肉がリラックスし、毛穴が開くため髭を剃るには理想的な状態になります。また髭は水分を吸収すると柔らかくなるため、よりスムーズなシェービングが可能になるのです。

    もしあなたが敏感肌や乾燥肌、もしくは髭が濃い方なら、髭を剃る前に『プレシェーブオイル』をおすすめします。少量を手に取り、洗顔後にお顔に塗布することでシェービングオイルは刃の摩擦を減らし、髭をさらに軟らかくするため、肌に優しくよりスムーズなシェービングが可能となります。

  2. tit_lesson_1 シェービングクリームは確かなものを

    これで準備はオーケイ。次にシェービングに欠かせないクリーミーな泡を作ります。これには質の高いシェービングクリームとブラシを選ぶことが大切。高品質のシェービングブラシには必ずと言っていいほどスーパーバジャー(アナグマ)の毛が使われていることをご存知ですか? まず髭を剃る前に、シェービングブラシを2~3分熱いお湯に浸してください(新品のシェービングブラシを初めて使用する場合は2時間程度ぬるま湯に浸し、十分に水分を与えてください)。シェービングブラシの毛は少しずつ水分を吸収する自然な力があります。

    次に余分な水分を切り、シェービングクリームを指先に少量とり、ブラシの先端、もしくは両頬とあごにつけてください。芳醇な泡立ちを楽しみたいなら広口の器がおすすめです。容器の中でブラシであわ立ててください。手のひらであわ立てていただいても構いません。

    そして肌の上でゆっくりと弧を描くようにしてブラッシングしてください。じっくりと2~3分は行なうことがポイント。これにより顔の筋肉がリラックスし毛穴を開くだけでなく、古くなった角質が取り除き、クリームの泡に包まれた髭をリフトアップします。ただ注意していただきたいのはシェービングクリームの量。コツを掴めば、少しのクリームで驚くほどクリーミーな泡を作ることができます。クリーミーな泡を作るポイントは、ブラシに含まれる水分量が決め手ですので、最初は水分を少なめにし、泡立ちが悪ければ少しずつ水分を足すようにすれば良いかもしれません。
    よりクリーミーで濃厚な泡を求めるなら、容器をつかって泡立てがおすすめです。

  3. tit_lesson_1 レザー(シェーバー)は重さとバランス

    レザー(T字シェーバー)は重さとバランスが大切です。高品質なものは見た目だけでなく、適度な重さと絶妙のバランスを備えているため、非常にコントロールしやすく余計な力を必要としません。実際に比較してみるとその違いに驚くはずです。

    トゥルフィット&ヒルでは3枚刃(ジレット・マッハシンスリー)をおすすめしています。シェービングクリームを用いたウェット・シェービングでは、4枚歯や5枚歯は刃と刃の隙間が狭すぎ、目詰まりしやすいというのがその理由です。

  4. tit_lesson_1 シェービング

    ブラシでたっぷりと泡立てたら、髭の生える方向(順目)に従って剃ってください。そうしないと切り傷、すり傷やカミソリ負けの原因になります。また力をかけすぎないよう常に注意を払い、スムーズにカミソリを滑らせます。刃の目詰まりを避けるために、刃の部分をまめにお湯の中ですすいでください。

    またシェービングの間はクリームの泡が乾かないよう注意してください。必要であれば、追加で泡立ててください。カミソリの後、剃り残しがないか指先で確認し、もう一度シェービングクリームを泡立ててください。今度も髭の生える方向に沿ってスムーズに剃ることができるはずです。剃り残しが多い場合はさらに同じ作業を繰り返し、今度は髭の生える方向に対して逆に剃ります。逆剃りはわずかな力で十分。慎重に行なってください。(剃り残しが気になる部分は、指先で剃る部分の皮膚を伸ばしながら剃るとより確実にそることができます。)

    逆剃りはある男性にはまったく問題がなくとも、別の人にはカミソリ負けを引き起こす場合があります。特に敏感肌や繊細肌の方はご自身の肌の状態を確認しながら慎重に行なってください。

    また質の悪いシェービングクリームは強いカミソリの刺激や肌のダメージを鎮静させ、症状をごまかすことがあるのでご注意を。質の高いシェービングには確かなクオリティのクリームと道具が欠かせません。

  5. tit_lesson_1 髭剃り後ケア

    髭剃りが終わったらぬるま湯でクリームを十分に洗い流した後、冷たい水ですすぎ、顔の毛穴を引き締めます。そして穏やかにタオルで水分をふき取ってください。水分はタオルをやさしくパッティングして吸い取るようにし、こすらないことがポイント。
    次に肌をベタつかせることなく潤いを与えるために、『アフターシェーブバーム』を塗り肌の保湿を促します。アフターシェーブバームは保湿効果が得られるため乾燥肌の方や冬場にお勧めです。また繊細肌の方には『フェイシャルモイスチャライザー』がお勧めです。
    アフターシェーブローションはオイリー肌や夏場にお勧めです。アルコールを含むため爽快感があります。手のひらの上で馴染ませたあと顔につけます。

    最後に使用したブラシとカミソリは、ぬるま湯で十分にすすぐことをお忘れなく。ブラシは専用のスタンドを使い、毛の部分を下に向けて自然乾燥させればブラシはとても長持ちします。ジェントルマンに欠かせない清潔で活動的なルックスと、ゆとりの精神はこうして補われるのです。

シェービングブラシについて

かねてより英国では アナグマの毛 をもって最上とするとされています。
トゥルフィット&ヒルのシェービングブラシは高品質の天然アナグマの毛をだけを使用しています。

シェービングブラシのグレード

A rank
badger hair : バジャーヘア(天然アナグマの毛)
  1. 1: Silvertip (Finest ) Badger: シルバーティップ: ファイネスト

    ラグジュアリーなシェービングが楽しめる究極の素材。主に首周りとお腹の毛が用いられるため無漂白の白い毛が多く、フワフワして保水(水分含有率)が非常に高いことが特徴。ファイネストとも呼ばれ、質の高いハンドルを組み合わせ5万円程度から販売されている (オーダー可能)。

  2. 2: Super badger : スーパーバジャー=T&Hが推奨する、標準ブラシ

    ラグジュアリーなシェービング体験を楽しめるハイグレートなシェービングブラシ。高品質な天然アナグマの毛だけを使用。先端に近づくにしたがって細くなるため毛穴の奥の汚れを洗い出し、適度な刺激が肌の新陳代謝をうながします。毛先に近づくにしたがってグレーの毛が白くなります。本格的なウェット・シェービングには最適の素材といえます。

  3. 3: Best badger : ベストバジャー

    アナグマの体の20~25%程度の毛を使用。Pure badger とbest badger の違いはごくわずか。トゥルフィット&ヒルでもエントリーアイテムとして手に入りますが、クオリティを考えますとスーパーバジャーをお勧めいたします。

  4. 4: Pure badger: ピュアバジャー

    アナグマの身体の60%程度の毛を使用。柔らかさが際立つ。アナグマ毛の色は日焼けにより黒かグレーの色合いをしている。

B rank
Natural Bristle : ブリストル: 野生豚毛

ブリストルは主に中国やインド産の野生イノシシを原材料としたもの。食肉(豚肉)として利用されたイノシシからとられた毛はシェービングブラシとしてはもちろん、ヘアブラシやペイントブラシとして利用される。低価格が魅力。

C rank
Semi Synthetic : 合成/天然(イノシシ)混合ブラシ

イノシシの毛は、合成と同じようにちくちく感じられるが、合成ブラシより保水(水分含有)量が高いことが特徴。

D rank
Synthetic :合成ブラシ

低い価格と品質。保水(水分含有)に乏しく長さが均一であることが多く、
ちくちく感じられる。